悩みごとや不安の「種」は尽きませんね。
それでも、自分の考え方や、ものごととの向き合い方を変えると、
悩みごとや不安は、消えたり、軽くなったりします。
もし、それができないとしたら。
「考え方が自由でない」からかもしれません。
知らず知らずのうちに、自分の考え方に規制をかけて、
自分を縛っていることがあります。
考え方を狭くして、自由に考えなくなると、
「人生は窮屈だ。楽しくない」いう気持ちになります。
狭い考え方とは、たとえば、
「横並びの思考」や「ねばならない思考」、
「男だから女だから」、「もう歳だから」、
「こんなことをしたら笑われる」・・・
といったことです。
自分の考えがあっても、「みんなに合わせて、我慢してしまう」。
そのうち、「つまらない」「窮屈」と感じても、
その我慢にもなれてしまう。
そうすると、人は何も考えなくなります。
自分の考えではなく、周りに合わせて、
我慢しつづけ、それに慣れると、
自分では考えなくなります。
これでは自分のやりたいこともわからなくなり、
人生が窮屈になります。
「人生は楽しい」「充実している」と、人生を楽しむためは、
自分で自由に考えることが大切です。
自由に考えられると、生き方の幅も広がります。
精神科医・和田秀樹先生が、本書で
「考え方の不自由」がなぜ起こってしまうのか、
をわかりやすく解説します。
そして、自分の生き方が自由に、楽に、快活になる
「具体的な方法」を具体的にアドバイスします。
●この息苦しさは何だろう?
●みんなの意向が何より優先される社会
●「楽になることを考える」は大事なヒント
●自由を「わがまま」と決めつける心の動き
●自分の個性にもっと自信を持っていいです
●法律より怖いみんなの目
●一人ひとりが違っていいはずの社会
●もう一度、「思うこと、考えることは自由」
●自由があることを忘れていませんか。
●持たなくていい罪悪感に悩まされないでください
●自由はあります、飛び出さないだけです
●「当たり前じゃないか」をまず疑ってみよう (他) |